輝く女性たち

中村美保さん / 色美環(いろみかん)

ジャンル

 結婚を機に五島に住み、カラーコーディネター2級の資格を持っていたことから、近所にあった公民館の講座講師のお話を頂き、10年ほど前から細々と活動していました。

家へ何度か遊びに来たことのある知人が、講師を探している公民館事務局と知り合いで、片付けの上手い人がいると私を紹介してくれました。私が収納マイスターと整理収納アドバイザーの資格を持っていることから、お片付けの講師も引き受けることとなり、現在の活動につながっています。

 年に数回、公民館講座で片付けの話をしています。

家族構成、生活スタイルなど皆さん様々ですし、個人としても、子ども時代、独身時代、夫婦、家族が増える、子どもが巣立つなど生活環境は常に変化しているのに、”家の中は何も変わらない”だと、片付かないのは当然のことで、なおかつ、自分で要・不要の判断と始末をしなければ、モノは増えていく一方です。

「その勿体ないが、いかに勿体ないか」を熱く語る

 

 

中村家の各部屋の写真を見ていただきながら、ご自分の家との違いを意見交換

 暮らしの礎である住まいを整えることは、生きる上で大事なことだと感じています。

部屋や家が片付くと、単純にスッキリして気持が良いですし同時に自身の心も軽くなります。抱えている人間関係や仕事上のトラブル解決のきっかけに、「片づける」という作業は、心を整理することと繋がるので、とても有効です。

何を捨てるか、何を残すか、自分にとって大切な物は何か、その大切な物をどこにしまうか。こういった沢山の手順を考える事は、脳の活性化になり、認知症の予防にも効果があると言われています。

 講座をさせていただいた後に、受講生の方が片付けの成果を嬉しそうに話してくださるのを聞くと、こちらもとても嬉しくなります。

 片付けは、ゴールもマニュアルもないですが、ちょっとした意識の持ち方や、片付けの手順を知るだけで、片付けに対するハードルが随分と下がります。いくら片づけても散らかっていく部屋、捨てられないモノに埋もれて要るモノをしまう場所の無い居心地の悪い部屋、どうにかしたいけど、どうすればいいかわからない部屋。

片づけたいけど片づけられない問題に対して、解決の糸口を皆さんにお伝えし続けたいと思っています。

 私の今後の展望は、近い将来は、今の活動をもっと広げていくために、片付けのプロであることを、世間の方へ知っていただき、片付けのお話や、実際にお宅に出向いて片付けのサポートをしていきたいと考えています。

 少し先の話では、特に一人暮らしの方は、世間との接点が途絶えると引きこもりがちになり、ご自分の身なりに気を遣わなくなり、部屋も荒れていきます。部屋が荒れていくきっかけは、失業した、配偶者を亡くされた、体調を崩されたなど要因は様々ですが、部屋が荒れていくことと、心身が荒れて病んでいくことは、深い関係があるように感じます。

 部屋を片付けられるようになると、心にも張りが出てきます。部屋がキレイになると、自身にも気を遣うようになります。身なりが整って自信が持てるようになると、これからの人生をもっと豊かに過ごしていけるのではないかと感じています。自分自身で片づけようと思う気持ちが湧くことで、心と体の元気を取り戻すサポートをさせていただきたいと思っています。

まだ、将来の具体的なプランは描けていませんが、先ずは「片付け」に対する皆さんのハードルを少しずつ下げていく活動の中で、ブログ発信や片付けの話をさせていただく場の開拓、お宅へ直接伺ってのサポート等を継続していきたいと考えています。

 歯を磨くように、カーテンを開けるように、玄関のカギを掛けるように、簡単な気持ちで片づける人が増えることを願ってやみません。

                         (令和元年8月現在)

 

 

中村家の玄関。何も置かないのが基本

 

ライフ年表

29歳 結婚を機に五島市民となる
34歳 公民館講座の講師を始める(色彩検定3級、似合う色探しなどの講座)
39歳 夫が宮司になり、今までとは段違いの広い家に住まわせていただく。
   そこで、片付け魂にさらに火が付く
43歳 知人の紹介で、片付け講師の依頼を受ける

  • 現在の仕事(活動)を始めるきっかけ又はやりがい
  • 結婚を機に五島市に住み、10年ほど前からカラーコーディネーターの資格を活かし、公民館講座の講師を始めました。その後、知人の紹介で更に片付け講座の講師も始めました。

  • プライベート(休日)の過ごし方
  • 趣味のパン作りをしています。月に1度レッスンに通っていますが、自宅で同じように作っても、先生のお宅で作ったような仕上がりにはならず、パンの奥深さに魅了されています。味は、家族からは概ね好評なので、作り甲斐があります。

  • 座右の銘(好きな言葉)
  • 『八百日の生日の足日(やそかひのいくひのたるひ)』

    神社で読まれる祝詞(のりと)の一部で、『沢山ある日にちの中で、あなたが選んだこの日が一番良い日』という意味。
    この言葉を知ってから、色々、口実を付けて先延ばしにせず、こうと決めたらその日が私にとって最善の日なので、周りに惑わされずに、自己決定に自信が持てます。

  • 後輩女性へのメッセージ
  • 人生には、木の幹を伸ばす時期、葉を付け、花を咲かせ、実を結ぶ時期があります。
    そのためには、しっかりとした根が必要です。
    根をはる時期には、焦らずじっくり全力で根をはりましょう。
    自戒も込めて。