輝く女性たち

小山真結美さん / インフィオラータ

“自分が好きなことを極めてったらいつの間にかウエディングの仕事になっていました”

  洋服のデザイナーになりたくて服飾の勉強をしていた学生時代、新人賞をとってデビューしたいとデザイン画を何枚も描いたり洋服や小物を作ったりしていましたがドレスショーの手伝いをきっかけにドレスのデザインをやってみたくなり方向転換。卒業後、婚礼業界へ足を踏みいれることになりました。
 ネットが普及し色々な情報が簡単に調べられるようになっていくと同時に、ウエディングも「豪華主義」から身の丈にあった「自分らしさ」「オリジナル」スタイルへ変わり始めます。そんなころ、ドレスはレンタルが普通でしたが「外国はレンタルでは無く新しいドレスをオーダーか購入(セル)するもの」という情報も入ってきました。
 日本の結婚式もかつては、大切なその日のために新しく着物を仕立てていたはずなのになぜ現代はレンタルで着るのだろう?といつも疑問に思っていたので、新品のドレスをしかもリーズナブルに購入でき、結婚式で着ることが出来るなんて素晴らしい。とすぐに海外のセルドレスの輸入先を調べました。

小山さん顔写真用 
図5   情報を集めていくうちに、同じ時期に同じことを考える人がいると言いますが、長崎で先にセルショップで起業された方がいらっしゃったので、他店との差別化と私の今までの特技を活かせ、デザインや生地から提案できるオーダードレスの店での起業を決意しました。
 起業後、ドレスをデザインしていくうちに、折角なら人生の最高の1日にこだわりのドレスを美しく、花嫁を一番輝かせるシチュエーションで着てもらいたいから、会場からトータルでウエディングをコーディネートしたい。と考えるようになり、国内各地、ハワイ、フランスなど、ドレスとウエディングの勉強ができる所であれば何をおいても最優先で学びに出かけました。さらに会場とドレスやブーケのカラーバランスやテーマでまとめる欧米のウエディングスタイルを学びウエディングコンサルタントの仕事と、手作りしたい花嫁さんをサポートするためにブーケや小物を手作りできるスクールなども始めました。
 幸せなお二人の希望を形にする結婚式の仕事はとてもやりがいがあり毎日が楽しく充実していきました。その反面、起業したのが結婚後でしたので仕事と家庭の両立は大変な事が沢山ありましたが、家族と色々な方に支えていただき有り難いことに気がつけばいつの間にか17年も経ってしまいました。 

“起業仲間がいると心強い。B塾”
 私が起業できたのは女性起業塾を受講したことがきっかけになっていて一緒に受講した仲間数人も起業して活躍しています。あの時に起業のノウハウの授業と先輩方の体験談が聞け、同じ思いの仲間がいたことが一歩踏み出す勇気になったことを懐かしく思い出します。
 そんな会がまたあればいいのにと思っていた時、知人から社団を立ち上げた面白い人がいるよ。と会うことに。初めは3人でランチを食べながら情報交換をしていましたが、そのうち経営の悩みをお互い相談するようになりました。業種が違うと考え方も多様で案外簡単に解決できることがとても嬉しくて、「これは良い化学反応!継続するべきだよね」と会を立ち上げることにしました。
 会の名前はB塾。女性が仕事をきちんと経営していく上で磨く必要があるビジネス力・ブランディング・ビューティの頭文字の「B」からつけました。きっと同じ思いをしている女性起業家が長崎に沢山いるはずだから広めたいと、平成24年度は長崎県が公募した「女性力でながさきを活性化プロジェクトチャレンジ事業」に応募したところ採択していただきました。その後イベントやランチ会、勉強会を通して交流できる機会を作り、メンバー同士で情報交換しながら日々刺激しあっています。
 平成26年度からはボードメンバーの協力のもとに県のブランド推進室と協働で「県産品愛用運動普及促進協働事業」を開始。長崎県内で消費を促し地域経済を活性化できるようにと県内のモノ・コトを紹介するHPの構築と、日々忙しい女性のために「簡単に美味しく」をテーマにした「県産品時短メニュー」の考案とスクールやイベントも開催しています。その他、企業の方々とのコラボ企画や色々な方との出会いの機会も増え、益々充実した会に育っていきそうです。 

(更新 平成28年3月)

活動写真 

ライフ年表

 28歳 ブライダル「インフィオラータ」開業
 29歳 ブライダルプランナー養成校の講師開始 
 38歳 ビジネス・ブランディング・ビューティ「B塾」を仲間と立ち上げ、起業支援開始
 39歳 長崎県「女性力でながさきを活性化プロジェクトチャレンジ」事業採択
 40歳 長崎市ファシリテーター養成講座修了生となり「まちづくり」の手伝い開始
 41歳 女性起業家と企業の マッチング「J300 」長崎県アンバサダー 担当
 42歳 長崎県「県産品愛用運動普及促進協働事業」採択、実行委員として活動中

  • 現在の仕事(活動)を始めるきっかけ又はやりがい
  • 人の為になると思ったことやアイディアを形にすることが好きで、思ったら即行動していました。集う人の笑顔を見る瞬間が好きでまた頑張ろうと思う。

  • 仕事(活動)と家庭の両立で工夫していること
  • 自分のペースで無理なく両立するように心がけています。
    家族と自分の健康も大切なので食事はなるべく旬の食材を使って簡単でも良いので、手作りするようにしています。

  • プライベート(休日)の過ごし方
  • お菓子、パン、料理教室に通ったり、友人と美味しいお店に食事に行ったりしています。また最近、◯十年ぶりに茶道の習い直しを始め日々の雑な生活を反省中。ゆっくりと流れる静かな時間を楽しんでいます。

  • 座右の銘(好きな言葉)
  • 【困難は乗り越えられる人にだけやってくる】

    辛い時やトラブル発生時に、この言葉を思い出すと「この先どうにかなるんだ」と思えて頑張れるから。

  • これからしたいこと(今後の目標)
  • 人の役に立てるよう、もっともっと色々なことを学び、知識を身につけ「縁の下の力持ち力」と、人やモノを繋ぐ「プロデュース力」を極めていきたいと思っています。

  • 後輩女性へのメッセージ
  • やりたいことがある場合、強く思えばチャンスは必ず訪れます。ただ、それをつかめるかつかめないかは日々の努力と思い切り次第。人との繋がりを大切にしながら常にアンテナを張り、自分を磨き、準備をしていれば自然と思いが叶えられる情報が入ってきます。「チャンスの神は前髪しかない」そうなので逃さずしっかりつかみましょう〜。